宇良 78キロ差対決制し4連勝、202キロ天風押し出しに納得顔

[ 2016年11月18日 16:22 ]

大相撲九州場所6日目 ( 2016年11月18日    福岡国際センター )

 十両の宇良が、体重差78キロをものともせず202キロの天風を堂々と押し出し、4連勝を飾った。

 立ち合いでまっすぐ当たり、天風を横から攻めて追い込んだ。ここで結び目近くの右下手をとり、いい体勢なりかけたが、つかんだ天風のまわしがほどけて行司から「まわし待った」がかかった。

 そのまま一時休戦。行司・木村銀治郎がまわしを締め直して再開すると、天風が形勢逆転を狙って前へ。宇良は相手の左脇に頭をいれて反るようにして反撃。低い体勢で食らいつくことに成功すると、左も差して押し出した。

 「きょうは攻めと守りをうまく使い分けることができた。隙ができたらどんどん攻めていこう、と考えていた」と珍しく納得顔。まわし待ったについては「動きがとまったな、とは思った」と珍しい経験を振り返った。

 これで4勝2敗。東十両5枚目で、成績によっては新入幕も狙える位置にあり、中盤戦の見どころになりそうだ。
  
 十両は、6連勝の大砂嵐が単独首位に立っている。

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2016年11月18日のニュース