奈紗 トッププロに興奮「アプローチの手首の使い方マネしたい」

[ 2016年11月6日 05:30 ]

女子ゴルフTOTOジャパンクラシック第2日 ( 2016年11月5日    茨城県小美玉市 太平洋クラブ美野里コース=6646ヤード、パー72 )

<TOTOジャパンクラシック2日目>ロープの外から宮里藍に拍手を送る畑岡奈紗

 プロデビューを目前に控えた畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)が貴重な経験を積んだ。観戦のため9時前にコースに到着し、宮里藍、リディア・コらの組について18ホールを回った。憧れの宮里にロープの外から熱視線を送り「パターのリズムが一定で勉強になる」。世界ランク1位のリディア・コについても「アプローチの手首の使い方をマネしたい」と世界最高レベルの技術を目の当たりにし、興奮気味に話した。

 観戦中には多くの観衆からサインや握手を求められた。アマチュア時代は「畑岡奈紗」と漢字でサインしたが、1週間前に“プロ仕様”のサインを考案。地球をイメージした円にアルファベットの「NASA」をちりばめている。円の上部のNはNorth(北)で下部のSはSouth(南)の意味。父・仁一さんと考えたそうで、「今日は30人くらいの方に書いた。まだ慣れないですね」と照れ笑いを浮かべた。

 史上初のアマチュアによるメジャー優勝となった日本女子オープン制覇の快挙を受け、4日には茨城県笠間市の特別功労賞を、今月中旬には茨城県から特別賞を受賞する。多忙な日々を送るが、次週の伊藤園レディースではいよいよプロデビューを飾る。「全ての部分でレベルアップしないと上で戦えない」とトッププロから刺激を受けた様子。17歳にとって実り多いつかの間の休日だった。

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