“苦労人”田村が初優勝 49歳でサラリーマンからプロへ

[ 2016年11月6日 05:30 ]

男子シニアゴルフツアー富士フイルム・シニア選手権最終日 ( 2016年11月5日    千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=7022ヤード、パー72 )

富士フイルムシニアゴルフ最終日 古森大会会長(左)と握手を交わす優勝者・田村尚之(PGA提供)

 6打差の7位から出た田村尚之(52=ダイクレ)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーでツアー初優勝を飾った。1打差の2位に首位でスタートしたP・マークセン(50=タイ)と秋葉真一(51=関文グループ)。ホストプロの青木功(74=フリー)は通算22オーバーの67位だった。マークセンは2013年の室田淳の過去最高賞金額を更新し、賞金王を確定させた。

 49歳でサラリーマンからプロ転向した田村がうれしいツアー初優勝を飾った。広島出身の苦労人は「オバマが広島に来て、カープが優勝、広島イヤー」と喜びを爆発させた。昨季は2位が3度あり「勝てないのかな…」と弱気になったこともあったという。2週間前に肋軟骨を骨折して、患部をコルセットで固め、痛み止めの薬をのんでの出場。それでもこの日は6バーディーを奪い、「プロになって本当に良かった」と喜びをかみしめた。

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2016年11月6日のニュース