フォン・シャンシャンが奪首 リオ五輪銅から5戦連続トップ5

[ 2016年11月6日 05:30 ]

女子ゴルフTOTOジャパンクラシック第2日 ( 2016年11月5日    茨城県小美玉市 太平洋クラブ美野里コース=6646ヤード、パー72 )

<TOTOジャパンクラシック2日目>2番、ティーショットを放つフォン・シャンシャン

 終盤の連続バーディーで単独首位に立ったフォン・シャンシャンは笑みが絶えなかった。17番で10メートル以上のロングパットを放り込むと、18番は残り125ヤードから9Iで4・5メートルへ。下りのパットはカップの縁を回ってから沈んだ。

 8バーディー、ボギーなし。この日ベストの64をマークして「このコースはショットの精度が必要だけど今日はショットが凄く良かった。パットの調子も良かったのでチャンスをものにできた」とうなずいた。第1日は背中の筋肉に張りがあってクラブを振り切れなかった。しかしラウンド後に受けたトレーナーのケアで回復。第2日の爆発的スコアを生み出した。

 米ツアー4勝の実力者も今季前半戦はなかなか上位進出できなかった。転機は銅メダルを獲得した8月のリオデジャネイロ五輪。「中国の人がたくさんテレビで見てくれるので常に笑顔を意識したら良い精神状態でプレーできた。そして銅メダルを獲ってその後の好調につながった」。五輪後は出場全5試合でトップ5入り。先週のサイム・ダービー・マレーシアで今季初勝利を挙げた。

 かつて日本ツアーを主戦場とし通算5勝を挙げているだけに、日本でのリフレッシュ法も心得ている。週明け2日間をオフに充てて、月曜日(10月31日)は静岡県御殿場市のアウトレットまで足を延ばし「バッグをいくつか買った」と“爆買い”。前夜はウナギに舌鼓を打ち「楽しく過ごしている」と笑った。

 勝てば米ツアーでは自身初の2週連続優勝。「達成できたらうれしいけど、意識せずに楽しみたい。明日もこの調子でプレーしたい」と自信に満ちた表情で話した。

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