【砂村光信の視点】引き継がれていなかった粘り強い守備

[ 2016年11月6日 08:42 ]

リポビタンDチャレンジカップ2016 ( 2016年11月5日    秩父宮 )

<日本代表・アルゼンチン代表>前半 ラインアウトのボールを奪い合う日本代表・サムエラ(左から2人目)とアルゼンチン代表

 アルゼンチン代表は4強入りしたW杯以降、スーパーラグビー(SR)にジャガーズとして全員が参戦し、再び代表として強化遠征中。すでにNZ、南アなどの強豪国との対戦も終えた。強化は継続されており、W杯時点よりレベルが上がりつつある。一方、日本代表は一部を除いてサンウルブズとしてSRに初参戦したが、代表として戦った今年6月のスコットランド戦以降は一度トップリーグに戻り、ようやく再集結したところ。新指揮官初戦ということも含め、成熟度の差がスコアに表れてしまった。

 終了間際のレメキのトライなどは「諦めない攻撃」というW杯からの“レガシー”を感じさせるものではあった。しかし、7トライを許したディフェンスは課題が多い。特に気になったのは勝敗が見えてきた後半。防御ラインを突破された後、粘り強く自陣に戻ってのディフェンスが見られなかったと感じたこと。粘り強い防御も、W杯から引き継ぐべきレガシーではないかと思う。いずれにせよ、スタートしたばかりだけに、今後の欧州遠征でどう成熟していき、最後の強豪ウェールズ戦でどういう戦いを見せてくれるか、注目したい。(元U―23日本代表監督)

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