全米陸上 ラップが男子1万制しマラソンと2種目代表

[ 2016年7月2日 17:15 ]

全米陸上 マラソンに続いて1万メートルでも五輪代表となったラップ(AP)

 米国陸上の五輪最終選考会(トラックとフィールド競技)が1日にオレゴン州ユージンで開幕。男子1万メートルではロンドン五輪で銀メダルを獲得しているゲイレン・ラップ(30)が27分55秒4で1位となり、すでに決まっていたマラソンを併せて2種目で代表となった。

 女子400メートルの予選にはロンドン五輪の金メダリスト、サーニャ・リチャーズロス(31)が出場したが、最初の15歩を刻んだところでジャマイカ選手権のボルト同様に太腿を痛めて減速。250メートルまではレースを続けたが結局無念の棄権となった。泣きながらコースを外れた同選手は「素晴らしい競技生活だった」と語って現役引退を発表。ジャマイカでは故障した選手に対して救済措置があるが米国にはそのシステムがないため、金メダリストにとっては非情の結末となった。

 一方、ロンドン五輪の200メートルを制し、今回は400メートルとのダブル代表を狙っているアリソン・フェリックス(30)は順当に予選を突破。しかし51秒96(4組2位)は400メートルに出場した全選手の中では9位で、4大会連続の五輪出場は極めて険しい道になりそうだ。

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