谷原スイング修正65首位浮上!ドラコン王者DVDでヒント

[ 2016年7月2日 05:30 ]

18番、バンカーからの第3打を放つ谷原秀人

男子ゴルフツアースポニチ後援長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日

(7月1日 北海道千歳市 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ=7167ヤード、パー72)
 13位から出た谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)が7バーディー、ボギーなしの65をマークして通算9アンダーに伸ばし、タンヤゴーン・クロンパ(26=タイ)とともに首位に並んだ。6月の全米オープンで世界トップクラスとの飛距離の差を痛感した谷原はドラコン王者のレッスンDVDを見てスイングを修正。その成果が表れ、好スコアにつながった。

 12年から3年連続平均パットで1位になった名手・谷原が本領を発揮した。6番で5メートルを沈めると13番は7メートル、14番は5メートルを入れて連続バーディー。合計27パットに収めて7つスコアを伸ばし「ボギーなしは良かった。昨日よりパットが良かった」と息をついた。

 51位に入った6月の全米オープンで手を焼いた高速グリーンの残像に悩まされ、前週はパットがことごとくショート。ショットでも世界と差を痛感し「上のランクの選手は球が飛んでねじれない(方向性が良い)」と振り返る。今季のドライビングディスタンスは264・5ヤードでランク80位。飛距離を伸ばすため、さまざまなドラコン大会で優勝した経験を持つ安楽拓也プロ(46)のレッスンDVDを購入し、全7枚中2枚を観賞。「下半身の使い方とか力感とかヒントはあった」とスイング改造の参考にした。

 予選2日間の平均飛距離は285・5ヤード。ドライビングディスタンス4位の薗田、9位の永野と同組も「置いていかれなかった。DVDを全部見終わったら、もっと飛ぶんじゃない」と笑った。

 首位は今季初。ツアー12勝目へ「ショットは良い感じなのであとはグリーンをどう克服できるか」と自信をにじませた。

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2016年7月2日のニュース