稀勢の巡業稽古相手に15人殺到、“自分選んで”土俵で一斉アピール

[ 2016年4月10日 20:31 ]

稀勢の里(土俵中央左)の稽古相手を務めようと土俵周りにずらりと並んだ関取衆

 大相撲の春巡業が10日、静岡県静岡市で行われ、大関・稀勢の里から稽古相手に指名してもらうべく幕内力士が15人も一挙に土俵に上がる珍しい光景が広がった。

 今月3日に春巡業が始まって以降、横綱大関陣の中で稀勢の里だけがケガなく順調に土俵上での稽古を積んでいる。それだけに、大関との貴重な稽古の機会を逃すまいと、嘉風、栃煌山の三役に加え、高安、隠岐の海、正代、豪風、貴ノ岩、佐田の海、御嶽海、逸ノ城、阿夢露、徳勝龍、英乃海、大栄翔、里山という平幕勢も俵の外にずらりと横に並んで指名待ち。そして、稽古が一番一番終わる度に“自分を選んで”とばかりに、一斉に関取衆が大関の元に駆け寄ってアピールした。

 稀勢の里は「目の前に来たやる気のある人を選んでいる」と、嘉風と5番、英乃海と3番、隠岐の海、豪風、佐田の海、徳勝龍をそれぞれ1番ずつ指名して計12番をこなした。

 嘉風は、この日の稀勢の里のような稽古スタイルについて「みんな胸を借りれるチャンスがあるからいい」と話す。幕内を3場所経験しながら、まだ1度も勝ち越したことがない英乃海は「三役の方もいた中で、平幕下位の自分を指名していただいた。大関に胸を借りることができて光栄でした」と、うれしそうな表情を浮かべた。そして「いつか本場所で大関と対戦できた時に“力がついたな”と思ってもらえるように頑張っていきたい」と自らの発奮材料になった様子だった。

続きを表示

「渋野日向子」特集記事

「ラグビーワールドカップ2019日本大会」特集記事

2016年4月10日のニュース