桃田は無期限出場停止、田児は無期限登録抹消 バド違法賭博で処分

[ 2016年4月10日 14:35 ]

8日に会見を行った桃田(右)と田児

 バドミントン男子シングルスのエース・桃田賢人(21)と12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26=ともにNTT東日本)が東京・錦糸町の違法カジノ店でバカラ賭博をしていた問題で、日本協会は10日、都内で緊急理事会を開催し、処分を審議。1時間20分の話し合いの末、桃田は代表選手指定の解除と無期限の競技会出場停止、田児は無期限登録抹消の処分を科すことを全員一致で決定した。桃田のリオデジャネイロ五輪出場はなくなった。

 他に関わったNTT東日本の男子6選手(OBを含む)のうち、日本代表のB代表の古賀輝(22)は代表選手指定解除と1年間の競技会への出場停止処分が決定。残り5選手は6カ月の出場停止となった。

 聞き取り調査を実施したNTT東日本によると、田児は14年10月に錦糸町の路上で声をかけられ、違法カジノ店に足を踏み入れた。月6ペースで合計60回ほど通い詰め、合計の負け金は約1000万円。錦糸町の店が摘発を受けた後は横浜の店に移り、今年1月まで違法賭博を繰り返した。

 桃田は14年10月、先輩の田児に連れられて違法カジノ店へ。8日の会見で本人は「カジノに行ったのは6回程度。1回10万円ぐらい持っていって、これまで合計50万円くらい負けた」と話しており、15年1月を最後にカジノ通いを絶ったという。

続きを表示

2016年4月10日のニュース