サンウルブズ開幕6連敗…チームワーストずくめ46失点完敗

[ 2016年4月10日 05:30 ]

ストーマーズ戦でトライを決めるサンウルブズの矢富

スーパーラグビー第7節第1日 サンウルブズ19―46ストーマーズ

(4月8日 南アフリカ・ケープタウン)
 サンウルブズは南アフリカ・グループ首位のストーマーズに19―46で完敗し、開幕6連敗となった。

 過去5戦は敗戦の中にも勝利の可能性を感じさせる時間帯があったサンウルブズだが、6戦目にしてスーパーラグビー(SR)の真のレベルを思い知る結果となった。前半25分までに4トライを奪われ0―27。全ての局面で圧倒され、反則とイージーミスを繰り返して勝負は決した。フッカー堀江主将は「どうやったら次に勝つか考えないといけない」と危機感を漂わせた。

 長いシーズンを見据え司令塔のSOピシ、CTB立川ら主力選手を休養させた影響もあったが、バックス陣の連係の悪さは攻守両面で表れた。FWもスクラムで圧倒され、余裕のないボール出しがミス連発の悪循環を招いた。前半1トライ、後半に2トライを返したが、試合の主導権は最後までつかめないまま。マーク・ハメット・ヘッドコーチの「新たに出場してアピールしてくれた選手もいた」と前向きに捉えた言葉もむなしく響いた。

 10年にはライオンズがシーズン未勝利(13戦全敗)の屈辱的な成績に終わった歴史もある、堀江は「シーズンは終わりじゃない」と奮起を誓ったが、残り9戦で勝利を挙げられる保証など、どこにもない。

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2016年4月10日のニュース