鈴木大地氏 引退表明の北島に水泳界へのサポート期待

[ 2016年4月10日 05:30 ]

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第6日

(4月9日 東京辰巳国際水泳場)
 スポーツ庁長官で、88年ソウル五輪男子100メートル背泳ぎ金メダリストの鈴木大地氏が日本選手権会場を訪れ、引退する北島康介(33=日本コカ・コーラ)に関し「なかなかあんな選手は出てこない。今後は水泳界にもアドバイスをしてもらえるとうれしい」と発言。五輪2大会連続2冠のレジェンドに水泳界へのサポートを期待した。

 北島はこの日、会場には姿を見せず、10日に引退会見を行う。鈴木長官は「20年ぐらい水泳界を引っ張ってくれて最後まで魅せるレースをしてくれた。本当にお疲れさまと言いたい」と輝かしい足跡を残した男にねぎらいの言葉を贈った。また12年ロンドン五輪男子400メートルメドレーリレーで北島とともに銀メダルを勝ち取った松田丈志(セガサミー)は「本気で泳ぐ北島康介を見られないのは寂しい。うそであってほしい」と残念がった。同リレーメンバーの藤井拓郎(コナミスポーツ)は「別世界の人。足りない部分を学ばせてもらった」と話していた。

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2016年4月10日のニュース