五輪内定者・香生子 悔し涙の2位 調整遅れ響いた

[ 2016年4月10日 05:30 ]

女子200M平泳ぎ・で優勝した金藤(右)に慰められる渡部

競泳リオデジャネイロ五輪選考会兼日本選手権第6日

(4月9日 東京辰巳国際水泳場)
 世界選手権を制して代表が内定していた渡部は金藤に3メートルほど遅れて2位でゴール板を叩いた。

 2分23秒54は自己ベストより2秒64遅いタイム。レースを終えると涙をこらえきれず「冬場の泳ぎ込みができなかった結果。最後までへこたれずにできた」と声を詰まらせた。世界選手権後は精神的に不安定な時期が続き、調整が遅れた。リオ五輪は個人では100メートル、200メートル平泳ぎの代表権を獲得。「今までと違う経験ができたし少し成長できた」。大人の姿で2度目の夢舞台を目指す。

 ▽女子200メートル平泳ぎ(1)金藤 理絵(Jaked)[日]2分19秒65(2)渡部香生子(JSS立石) 2分23秒54(3)今井月(豊川高) 2分24秒29 派遣標準記録 2分23秒21※白字は五輪代表権獲得、渡部は15年世界選手権優勝で五輪決定済み

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2016年4月10日のニュース