スピース 首位も守るも初のオーバーパーに「去年とは違う」

[ 2016年4月10日 05:30 ]

第2ラウンド、通算4アンダーでトップを守ったジョーダン・スピース(AP)

マスターズ第2日

(4月8日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 昨年覇者のジョーダン・スピース(22=米国)は74とスコアを落としたが、通算4アンダーでトップを守った。メジャー4大会全制覇が懸かるロリー・マキロイ(26=英国)が71と伸ばして1打差の2位に迫った。

 初出場の14年に2位に入り、昨年優勝したスピースにとって、オーガスタでのオーバーパーは計10ラウンド目にして初。「きょうは風が頻繁に変わった。大変、とても大変だった」と実感を込めた。5番で4パットしてダブルボギー。16、17番も落として迎えた最終ホールで4メートルのパーパットを沈め、トップを守った。ただ、5打リードしていた1年前とは状況が異なる。「去年はバーディーがどんどん取れたので、まるで違う感覚。バーディー合戦の方が好き」と少し弱気だった。

 ≪マキロイ最少71 1差2位に「最高」≫マキロイがこの日最少に並ぶ71をマーク。“生涯グランドスラム”を狙える位置につけ「この風の中でアンダーパーは最高だ」と声を弾ませた。11番までに2打落とすも「全体的に伸びていない。後半はパー5で伸ばせる」と動じない。狙い通りに13、15番でバーディーとすると、16番は右に大きく曲がる10メートル以上のパットを沈めてガッツポーズ。第3日は最終組。「きっと面白い戦いになる」と闘志があふれた。(共同)

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2016年4月10日のニュース