谷原が日本人最上位10位 一時首位に1差、攻めるも失速

[ 2013年3月18日 06:00 ]

最終ラウンド、ホールアウトし同組の選手と握手する谷原

男子ゴルフツアー タイ・オープン最終日

(3月17日 タイ・バンプリー タナシティー・クラブ=6930ヤード、パー72)
 谷原秀人(34=フリー)が日本人最上位の通算19アンダー、10位でフィニッシュした。一時は首位に1打差まで迫ったが、17、18番で連続ボギーを叩き65で終えた。プラヤド・マークセン(47=タイ)が64で回り、通算24アンダーで日本ツアー通算4勝目を挙げた。
【最終R成績】

 攻めた谷原に悔いはなかった。16番のバーディーで首位に1打差。「伸ばさないと勝てない」と17番パー3はピンを果敢に狙ったが、バンカーに入れてボギー。18番パー4もボギーで優勝スコアには5打及ばなかった。「攻めてボギーだったからしょうがないですね。でも、いいスタートは切れたかな」

 3年前に右肩痛を発症し、11年のドライビングディスタンスは270ヤード(99位)にまで落ち込んだ。だが今回、一番飛んだという第3ラウンドの3番でアゲンストの中、309ヤードを計測。「距離も出ているしパー5が取りやすくなった」と復調を実感した。日本人最上位で10位という成績はやや寂しいが、ツアーきってのショットメーカーが開幕戦で取り戻した自信は大きい。10年KBCオーガスタ以来のツアー通算10勝目は間もなく訪れそうだ。

 ▼優勝P・マークセン 昨年右肘のケガをして凄く落ち込んだが、完治し練習した成果が出た。タイ・オープンとしては10年ぶりのタイ人優勝でもあるので、私だけではなくタイ全体の勝利になった。(JGTOメンバーとして出場、3打差6位から逆転V)

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2013年3月18日のニュース