川内 自己記録1秒更新も悔し涙「もったいねー。くそー」

[ 2013年3月18日 06:00 ]

自己記録を1秒更新する2時間8分14秒の4位でゴールする川内

ソウル国際マラソン

(3月17日 ソウル市光化門前~チャムシル・オリンピック競技場42・195キロ スタート時の天候=曇り、気温4・9度、湿度72%、東北東の風2・4メートル)
 公務員の最強市民ランナーが、また自己新記録を更新した。世界選手権(8月、モスクワ)代表が濃厚な川内優輝(26=埼玉県庁)は、2月の別府大分毎日マラソンで更新した自己記録を1秒更新し2時間8分14秒で4位に入った。目標の2時間7分台には届かなかったが、アフリカ勢に食らいついて健闘。モスクワへ向けて、価値ある一歩を踏み出した。フランクリン・チェプコニー(ケニア)が2時間6分59秒で優勝した。

 川内の目に光るものがあった。ゴール後に直行した控室。自己ベストを更新したというのに頭を手で覆うようにして悔しがった。「もったいねー。くそー。7分台を狙うレースだったので悔しさの方が大きい」。残念そうに振り返る声は震え、涙声だった。2月3日の別府大分から6週間、2レース連続で2時間8分台をマークしたが26歳最初のマラソンは悔しさも残った。

 アフリカ勢との真っ向勝負で意地は見せた。30キロ手前の最初のスパートで先頭集団から一度は離されながらも、強引に集団の後ろについた。だが、32・8キロ付近でチェプコニーらが再びペースを上げると、追走する力は残っていなかった。「2度目のペースアップに対応できなかった。大きな課題だが達成しないと世界8位の目標は狙えない」。10キロの給水では混乱に巻き込まれ失敗したことを明かしつつ、今後の課題に挙げた。

 昨年5月から5度目の海外マラソン。レース前日にカレーを食べる験担ぎのため、今回もレトルト1パックを持参。しかし、それでは足りず大会関係者と免税店でエスビー食品製の2パックを追加購入するなど気合十分の出陣だった。

 次戦は24日のさいたまシティマラソンのハーフに出場予定。4月にも長野マラソンを目指す。「世界で戦えるように残り5カ月間、しっかりと自分を高めていきたい」。独自の調整法で世界選手権8位(入賞)以内を目指す市民ランナーの星は、全くぶれていなかった。

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