キム・ヨナ 世界歴代2位で圧勝、五輪連覇へ完璧演技

[ 2013年3月18日 06:00 ]

4年ぶり2度目の優勝を果たしたキム・ヨナのフリー

フィギュアスケート世界選手権最終日

(3月16日 カナダ・ロンドン=バドワイザー・ガーデン)
 2年ぶり出場のキム・ヨナが、SPに続いてフリーでも1位の148・34点をマーク。合計218・31点は自身が持つ世界最高得点に次ぐ世界歴代2位のハイスコアだ。09年大会以来の金メダルに「なんて言っていいか分からない。とにかく幸せ」と瞳を少し潤ませた。

 7度のジャンプを正確に決め、ステップと2つのスピンで最高難度のレベル4を獲得。表現力が評価される5項目の演技点では4項目で驚異の9点超え。「音楽の解釈」の項目では、3人のジャッジが10点満点をつけ、「レ・ミゼラブル」の世界を完璧に演じきった。「素晴らしい演技ができた。滑りきったことを誇りに思う」。大観衆から称賛の拍手を浴びた。

 金メダル獲得で韓国にソチ五輪出場枠を3枠もたらした。母国の若いスケーターに夢舞台を経験させるため、複数枠を獲得するという目標も達成。「五輪でもベストを尽くしたい」。完全無欠の女王が、五輪連覇の夢を追いかける。

続きを表示

2013年3月18日のニュース