歯切れ悪い上村会長「難局を乗り切ろうと全員で確認」 

[ 2013年3月18日 20:32 ]

記者会見で質問に答える全日本柔道連盟の上村春樹会長。左は斉藤仁強化委員長

 全日本柔道連盟(全柔連)理事会を終えて記者会見に臨んだ上村春樹会長は、執行部の責任や問題を指摘された助成金の使途に関しては歯切れの悪い回答が目立った。

 ――今回の不祥事で責任を取る考えは。

 「責任はあるが、責任をどう取るかが問われている。第三者委員会の提案を実行していくのがわれわれの仕事だ」

 ――執行部の辞職は議論されたのか。

 「そういう意見も出たが、この難局を乗り切ろうと全員で確認した。挙手などでの採決はしていない」

 ――助成金を受けているコーチから徴収した金は裏金ではないのか。

 「それぞれのコーチに確認しないと何とも言えないが、みなさんの協力で任意で集めたという認識だ」

 ――助成金について誰がどう調査するのか。

 「全柔連の監事を中心に、外部の人も入れて、お金の入りと出と残金を確認してもらう。(徴収が)正しかったかどうかも調べてもらう」

 ――一連の問題に、この対応で十分だと思うか。

 「ルールにのっとり、それをクリアしていくことが求められる。期間を決めて(改革を)やることは理解してもらえると思う」

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2013年3月18日のニュース