沙羅、シーズン最多9勝目ならず…サラに飛型点で敗れ2位

[ 2013年3月18日 00:11 ]

優勝したサラ・ヘンドリクソン(右)と握手する、2位の高梨沙羅

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は17日、ノルウェーのオスロで個人最終戦(HS134メートル、K点120メートル)を行い、すでに個人総合優勝を決めている高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)は2位に終わり、シーズン最多記録に並ぶ9勝目はならなかった。

 昨シーズンから始まった女子W杯でラージヒルが実施されるのは初めて。1回目に134メートルを飛び、130・4点で2位につけた高梨は2回目も133・5メートルと大ジャンプをそろえ、トータル260・8点をマークしたが、優勝にはあと一歩届かなかった。

 世界選手権覇者のサラ・ヘンドリクソン(米国)が133・5メートル、129メートルながら飛型点で高梨を上回り、計262・8点で今季4勝目、通算13勝目を挙げた。

 尻もちをつきそうになるほど着地が乱れ、ライバルのサラに敗れたが、高梨は「練習ではいいジャンプができなかったが、本番は2回、満足できる内容だった」と納得の表情。ソチ五輪に向け「自分でもびっくりするぐらい飛躍した年だった。来年につなげたい」と話した。

 他の日本勢は伊藤有希(18=北海道・下川商高)が11位、茂野美咲(26=ライズ)が26位、平山友梨香(22=北翔大ク)は31位だった。

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