文科省、実態解明へ調査へ…専任コーチの報酬徴収で

[ 2012年1月14日 22:38 ]

 全日本テコンドー協会が国庫補助金で専任コーチらに支払われた報酬の一部を徴収する不適切な取り扱いをしていた問題で、文部科学省は14日、実態解明へ調査を進める方針を明らかにした。

 関係者によると、同協会幹部が財政難などを理由にコーチから現金で徴収した額は2007年度から4年間で2000万円以上とみられ、日本オリンピック委員会(JOC)も調査に乗り出している。文科省幹部は「国庫補助金は直接関わる問題でもあり、不正な金銭の流れなどがないかきちんと調べたい」と述べた。

 全日本テコンドー協会は、サッカーくじからの助成金でも制度の趣旨から外れた取り扱いがあった可能性があるとして、くじを運営する日本スポーツ振興センターなどが調査を始めている。

続きを表示

2012年1月14日のニュース