逆風に苦戦…遼 80位発進も強気「カット考える必要ない」

[ 2012年1月14日 06:00 ]

<ソニー・オープン第1日>18番 イーグルパットを決めギャラリーの声援に応える石川

ソニー・オープン第1日

(1月12日 米ハワイ州ホノルル ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)
 今季初戦を迎えた石川遼(20=パナソニック)は1オーバーの80位と出遅れた。練習日と真逆になった風向きに悩まされ、ショットが後半に乱れた。予選通過の危ぶまれる順位だが、力強く巻き返しを宣言した。松山英樹(19=東北福祉大2年)も終盤に崩れ石川と同じ80位。7人出場している日本人の最高はイーブンパーで64位の高山忠洋(33=法仙坊GC)だった。首位は7アンダーの63をマークしたグラハム・デュレット(30=カナダ)。

 これまでと180度反対の方角から吹くハワイの風が、文字通り“逆風”になった。後半3番パー4のティーグラウンド、石川は迷っていた。この日の風向きは練習日の北東と真逆の南西からで、このホールはフォローではなくアゲンストが吹いていたからだ。

 「この風は今まで経験したことがなかった。自分がオナーだったし、他の選手の攻めを参考にもできなかった」。追い風だった練習日は3Wでティーショットを打っていた。しかし、この日は初めて1Wを使った。練習していない攻め方にどこか迷いが残っていたのか、左に引っかけて池ポチャ。ここから途端にリズムが悪くなった。

 比較的風の穏やかだった前半も影響はあった。前半で唯一グリーンを外してボギーを叩いた16番パー4。「練習日よりもフォローが弱くて、ティーショットが前の木が邪魔になる位置で止まってしまった」とコースマネジメントのミスを悔やんだ。

 今季初戦は08年覇者の崔京周、米国期待のシンプソンとのメーン組に抜てきされた。2位、5位と好発進した2人にスコアでは完敗し、「特にKJ(崔京周)は経験豊富だなと思いました」とアイアンの精度でも引けを取った。石川が勝てたのは大勢の日本人ギャラリーを呼び寄せた集客力だけ。それでも「4日間あればいい日も悪い日もある。きょうの彼らのようなプレーができれば差は詰められる」と強気に語った。

 前半のショットの安定感に加えて、18番パー5では右2メートルに乗せてイーグルを奪取。最終9番も2オンからのバーディーで締めくくったからこそ、前向きな気持ちにもなれた。ラウンドの後には2時間半を練習に費やしてさらに自信を上積み。「まだまだ望みはある。きょうのゴルフなら予選カットを考える必要もない」と言葉に力を込めた。80位は大きな出遅れに違いないが、その表情からは反攻を期待しても良さそうだ。

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