ランク急降下で無理?錦織、一からの出直しに

[ 2009年5月25日 19:27 ]

 全仏オープンでの復帰予定が、一転して2、3カ月の長期休養に――。25日発表の世界ランキングが116位の錦織は今後の休養でさらに多くのポイントを失うため、主催者推薦を除けば、予選を突破しない限りツアーへの出場はできない。まさに一からの出直しを強いられることとなった。

 錦織は1月の今季開幕戦のブリスベーン国際で右ひじを痛めた。3月下旬に6週間テニスはしないと発表。「肩が弱いのでひじに負担がかかっている」と医師の診断を受け、肩を重点的にトレーニングした。回復は順調に見えた。4月下旬には練習を再開した。
 ところが「全仏に向けて練習をやる中で新たな痛みが出た」。20日の検査で疲労骨折が見つかった。
 昨年2月にツアー初優勝しランキングを56位まで上げた。ポイントの有効期間は1年間。今季は目立った成績を残せず、2月中旬に90位まで急降下した。ファンやスポンサーの期待に応えようと、19歳はどこか無理をしてしまったのかもしれない。

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2009年5月25日のニュース