角界に尽くして45年…東関親方ご苦労さま

[ 2009年5月25日 06:00 ]

東関親方は花束を手に会見場を後にする

 【大相撲夏場所千秋楽】今場所限りで相撲協会を定年退職する東関親方(元関脇・高見山)が24日、両国国技館で会見し心境を語った。現役20年、親方25年の相撲人生を振り返り「45年でよくここまで来た。辛抱して先輩の言うことを聞いて頑張ったからかな。もう少し長くやりたい気持ちもあるけど、きょうが最後。ゆっくり休みます」と感慨深げだった。

 米ハワイ出身で、外国人力士の先駆者として活躍。引退後は東関部屋をおこし、横綱・曙(現プロレスラー)や高見盛ら5人の関取を育てた。定年後は、日本を拠点に「ハワイやニューヨークを旅行したい」と話した。現時点で角界に直接携わる予定はないが「もっと日本の力士に頑張ってもらいたい」と外国人勢優位の角界の現状に苦言を呈することも忘れなかった。

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2009年5月25日のニュース