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ブラジルがクロアチアとのPK戦で8強敗退 ネイマールがペレに並ぶ国際Aマッチ77得点も

[ 2022年12月10日 02:51 ]

FIFA W杯カタール大会決勝T準々決勝   クロアチア1ー1(PK4―0)ブラジル ( 2022年12月9日    エデュケーションシティー競技場 )

PK戦の末に敗れ、ピッチ上で呆然とした表情のネイマールらブラジルイレブン(AP)
Photo By AP

 大会最多記録を更新する6度目の優勝を狙ったブラジルは延長1―1で突入したクロアチアとのPK戦に2―4で敗れ、2大会ぶりの4強入りを逃した。

 5日に韓国を4―1で破った決勝トーナメント1回戦と同じ先発メンバーで臨んだブラジルは、中盤の3人も含めて堅い守備を見せるクロアチアに苦戦。前半21分にビニシウスがリシャルリソンとのワンツーからシュートを放ち、1分後にもネイマールがゴールを狙うなど好機は築くものの、決定的な違いをつくることはできなかった。

 後半に入って10分にはネイマールがゴールを脅かしたブラジルは積極的にメンバーを入れ替えて攻勢に出る。11分に最初の交代カードを切り、右サイドのラフィーニャに代わってアントニを投入。その後もビニシウスの位置にロドリゴ、リシャルリソンに代わってペドロを起用するなど攻撃的な位置にフレッシュな選手を入れて局面の打開を図った。しかし、GKリバコビッチがこの日も好セーブを見せるなどクロアチアの守備陣が奮闘。90分を終えてシュート数14―6と好機の数でリードしながら延長戦に持ち込まれた。

 延長に入っても優位に試合を進めるブラジルは前半アディショナルタイムにネイマールが超絶ゴール。敵陣で自ら起点となってチームメートとのワンツーパスの2連発でペナルティーエリアに進入すると、相手DFと交錯しながら持ちこたえ、最後はGKをかわしてゴール右前からシュート。国際Aマッチ77点目のゴールでブラジル代表史上最多記録を持つ王様ペレ氏に並んだ。

 しかし、ブラジルは延長後半12分にカウンターからクロアチアのFWペトコビッチに同点弾を許し、PK戦に持ち込まれた。

 後蹴りで臨んだPK戦では1人目が成功したクロアチアに対し、ブラジルは1人目のロドリゴがGKリバコビッチにセーブされた。4人目まで全員が決めた相手に対し、ブラジルは4人目のマルキーニョスが右ポストに当て5大会ぶりの王座奪回に失敗した。

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