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イングランドがホームで94年ぶりの屈辱敗戦 ケーンは「受け止めてW杯のために前進しなければ」

[ 2022年6月15日 15:30 ]

欧州ネーションズリーグ第4戦   イングランド0―4ハンガリー ( 2022年6月14日    英国・ウルバーハンプトン )

ハンガリー代表のゾルト・ナギー(左から2番目)に3点目を決められるイングランド代表(AP)
Photo By AP

 イングランドが歴史的な敗北を喫した。欧州ネーションズリーグの最上位リーグAの3組でハンガリーに0―4で完敗。ホームで4点差の敗戦は1928年に1―5でスコットランドに敗れて以来、94年ぶりの屈辱となった。

 前節11日のイタリア戦から中2日の強行日程で先発9人を入れ替え、控え組にチャンスを与えた中で前半16分に先制を許すと、ボールを支配しながらゴールを奪えないまま後半に突入。25分、35分と続けて失点して37分にはDFストーンズが退場となり、さらに1点を失った。

 地元サポーターからブーイングを浴びたサウスゲート監督は「責任は私にある。競技場のリアクションは理解できる」と語った。フル出場して不発に終わったエースのケーンは「忘れるべき夜だが、しっかり受け止めて大きな目標であるW杯のために前進しなければ。原因がどこか忘れないようにしよう。いつも完璧な試合ができるわけではない」と結果を受け入れたが、チームは2分け2敗の勝ち点2でグループ最下位に低迷している。

 W杯出場国にとっては調整の場となっている欧州ネーションズリーグだが、ケーンに対してはサウスゲート監督がW杯で指揮を執るのにふさわしいと思うか問いかける質問まで飛び出した。主将でもあるケーンは「疑いの余地はない。正直に言って私が答えるべき質問でさえない」と雑音をシャットアウトした。

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2022年6月15日のニュース