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【データスタジアム】ラストパスはクロスだけ、伊東と三笘に頼らない攻撃も必要 チュニジア戦分析

[ 2022年6月15日 23:15 ]

キリン杯決勝   日本0―3チュニジア ( 2022年6月14日    パナスタ )

<日本・チュニジア>前半、クロスを上げる伊東(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は14日のキリン杯決勝で、チュニジア代表に0―3で敗れた。日本はシュートにつながる「ラストパス」がわずか5本で、いずれもペナルティーエリア(PA)脇付近からの横パス(クロス)だけ。単調な攻撃に終始し、PA内からはラストパスを一本も出せなかった。

 対照的に4―1で快勝したガーナ戦では、ラストパスは15本。場所や方向、長さともバリエーションに富み、PA内からも7本を出すことができていた。チュニジア戦では相手がボランチ遠藤航のマークを強めたことも響き、中央からの崩しは不発に終わった。

 右FWで先発した伊東純也と左FWで後半途中出場した三笘薫は、スタッツではともにドリブルをチーム最多タイの4回試みて成功2回。クロスは7本と4本だった。2人の突破力を生かしたチャンスメークは、間違いなく日本の大きな武器になる。ただ、どんな相手だろうと2人に頼らない攻撃パターンも織り交ぜていかない限り、勝利は遠くなりそうだ。

(データ提供・データスタジアム)

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