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「サガン鳥栖の高橋義希として引退できること幸せ」J510試合出場のミスター・鳥栖が涙の別れ

[ 2021年12月5日 05:30 ]

明治安田生命J1最終節   鳥栖0-2神戸 ( 2021年12月4日    駅スタ )

<鳥栖・神戸>引退セレモニーで胴上げされる鳥栖・高橋(撮影・岡田 丈靖)
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 後半37分、今季限りで選手生活に別れを告げる鳥栖・高橋がピッチに登場すると、スタジアムは盛大な拍手に包まれた。ラストマッチを勝利で飾ることはできなかったが、ミスターサガン鳥栖はこの日も懸命に走った。試合後のセレモニーでは「サガン鳥栖の高橋義希として引退できることを誇りに思い、幸せに感じています」と声を詰まらせた。

 鳥栖に計16年間在籍し、主に中盤で攻守の要として献身的にプレーし、チームのJ1定着に貢献した。J出場は510試合。16年10月26日の横浜戦の1試合走行距離14・583キロは現在もJ歴代1位を誇る。

 セレモニーで家族から花束を渡されると涙があふれた。チームメートの手で背番号と同じ14回胴上げされ「最高に幸せなサッカー人生でした。うまくもなく目立たない選手ではありましたけど、このようなセレモニーまで開いていただき、子供たちに目指せると思ってもらえたのでは」と語った。

 今後については「オファーをいただいていますのでサガン鳥栖の力になれるということを考えている」と話した。今季7位と健闘したチームのさらなる飛躍のために、高橋はこれからも走り続ける。

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