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マジョルカ久保 終了間際の今季初ゴールでアトレチコ撃破に貢献「どのチームとも競争できる」

[ 2021年12月5日 11:18 ]

スペイン1部   マジョルカ2―1アトレチコ・マドリード ( 2021年12月4日    マドリード )

決勝ゴールを決めた久保(ロイター)

 マジョルカの久保建英(20)が劇的な今季初ゴールで強敵撃破の番狂わせを演出した。前節2位アトレチコ・マドリードとの対戦で後半35分にチームが追いつくと、アディショナルタイムに途中出場の久保が決勝点を挙げた。相手FKからのカウンターで自ら頭でつないで前線に駆け出すと、パスを受けてペナルティーエリアに進入。左足で相手GKオブラクの股間を抜くシュートを決めた。

 地元メディアによれば、マジョルカが敵地でアトレチコを破るのは06年以来15年ぶり。最近のリーグ戦で2分け5敗と停滞し、14位にとどまっていたチームに8戦ぶりの勝利をもたらした。レンタル元でもある首位レアル・マドリードをアシストする結果にもなり、久保は「今は100%マジョルカに集中しているけど、レアルのライバル相手に得点して助けることができたのなら、さらに良かったね」と満足げ。「難しい試合になるだろうけど、冷戦に戦えばチャンスが来ることは分かっていたよ。これで我々はどのチームとも競争できることが証明されたと思う」と息をついた。

 9月22日のレアル・マドリード戦で左膝を痛めて長期離脱。復帰2戦目で殊勲の活躍でチームを暫定12位に引き上げた久保は「ケガで2カ月欠場していたので、チームを助け続けたい」と訴えた。ガルシア監督は「タケ(久保)がうまく抜け出して素晴らしいゴールを決めてくれた」と満足げ。W杯アジア最終予選で正念場を迎える日本代表にとっても久保の復活が追い風となることは間違いない。

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