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徳島 たった1年で無念のJ2逆戻り…「1年で戻る」指揮官約束も、MF鈴木らに他クラブが熱視線

[ 2021年12月5日 05:30 ]

明治安田生命J1最終節   徳島2-4広島 ( 2021年12月4日    鳴門大塚 )

<徳島・広島>来季J2への降格が決まり肩を落とす徳島・宮代
Photo By 共同

 各地で最終節の10試合が行われた。昇格1年目の徳島は広島に2―4で完敗し、17位で来季J2への降格が決まった。降格の可能性があった清水はC大阪に2―1で逆転勝ちし、湘南はG大阪と0―0で引き分けた。J1は全日程が終了。来季は18チーム制で行われる。

 奇跡は起きなかった。試合前時点で降格圏の17位・徳島が逆転残留するには引き分け以上が最低条件だったが、前半11分までに2失点。前掛かりになった後半20分に致命的な4点目を喫すると、スタジアムは静まりかえった。1年でのJ2降格。主将のMF岩尾は「誰も手を抜いていなかった。必死で走り抜いた結果がこれです」と現実を受け入れた。

 14年以来7年ぶりのJ1舞台は、シーズン開幕前から不運に見舞われた。昨年まで率いたロドリゲス監督が浦和監督に就任。新たにポヤトス監督を招聘(しょうへい)したが新型コロナによる新規外国人の入国規制で、指揮を執り始めたのは4月17日・鹿島戦からだった。指揮官は「そこからでも成長できたし、ピッチで表現できた部分も多い。でも、まとめた答えになると少しだけ時間が足りなかった」と悔やんだ。

 指揮官は「1年で絶対に戻る」と約束したが、MF鈴木らには他クラブが熱視線を送る。まずは主力を慰留させることが第一歩になる。

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