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欧州選手権王者がまさか…決定力欠きイタリアがドローでW杯プレーオフへ

[ 2021年11月17日 05:30 ]

W杯欧州予選   イタリア0ー0北アイルランド ( 2021年11月15日 )

北アイルランドと引き分け、うなだれるイタリア代表の選手たち=ベルファスト(ロイター)

 W杯欧州予選は8試合が15日に行われ、C組首位で今夏の欧州選手権を制したイタリアは北アイルランドと0―0で引き分け、ブルガリアを破ったスイスに抜かれてプレーオフに回った。スイスはI組のイングランドとともに予選を突破した。

 首位で最終節を迎えた欧州選手権王者イタリアが、予選突破を持ち越すまさかの事態となった。勝ち点で並ぶスイスが同時刻開催のブルガリア戦でリードを広げた中、北アイルランドの堅守を崩せないまま0―0で終了。マンチーニ監督は「相手は全選手を守備に回した。ボールを支配したけれど得点できなかった」と嘆いた。

 ボール保持率67―33%、シュート数も13―4本と圧倒。しかし、司令塔ベラッティに加え、FWインモビレやDFキエッリーニ主将ら新たに7人が離脱した中で精彩を欠いた。60年ぶりにW杯出場を逃した18年ロシア大会で敗退したプレーオフは、今大会から12チームが3枠を争う新方式に変更されており、難易度は上昇。指揮官は「絶対の自信がある。本大会も優勝したい」と訴えたが、重圧下で厳しい戦いは避けられない。

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2021年11月17日のニュース