×

2戦連続無失点 DF麻也主将が刺激を受けた嬉しいニュースと寂しいニュース「自分の気持ちを動かされた」

[ 2021年11月17日 18:37 ]

W杯アジア最終予選第6戦   日本1―0オマーン ( 2021年11月16日    オマーン・マスカット )

<日本・オマーン>後半、伊東のゴールに喜ぶ吉田(左)ら日本代表イレブン(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 主将のDF吉田麻也は安定した守備と統率力で2試合連続クリーンシートに貢献した。9月のアジア最終予選オマーン戦では相手の強力2トップのカウンターに後手を踏み、最後は失点。「相手2トップも推進力が高く、カウンターを受ける場面が多かった。逆に、そこを潰せばあとはロングボールとセットプレーに気をつければと思っていたので、意識していた」。1戦目の反省を生かして、相手FWがパスを受けると積極的に潰した。

 試合前には発奮材料もあった。名古屋時代に師事したドラガン・ストイコビッチ監督と喜熨斗勝史コーチがいるセルビア代表が14日ポルトガル代表を逆転で下し、W杯出場決定。「もちろんニュースで見ました。2人だけではなく、欧州の仲間たちがW杯を決めたりプレーオフに回ったりするのも見て、刺激になった」という。

 また11日には元日本代表FW玉田圭司(現J2長崎)、15日には元日本代表DF阿部勇樹(浦和)とDF竹内彬(現J3讃岐)が今季限りでの現役引退を発表。玉田と竹内は名古屋時代の先輩で「玉田さん、阿部(勇樹)選手のようにA代表で長くプレーされた選手も竹内選手もお手本になる選手ばかり。彼らのニュースを見て自分ももっと頑張ろうと思ったし、この場を借りて“お疲れ様でした”と言わせてください。そんな寂しいニュースも嬉しいニュースも入ってきて、今週は自分の気持ちを動かされることがあった。その意味でも勝てて良かった」と白い歯を見せた。

 「まだここから。1月シリーズ(27日・中国戦、2月1日・サウジアラビア戦)はホームアドバンテージを駆使して、何としてでも上(首位サウジアラビア)との差を詰めて、下を離したい」。恩師の活躍、先輩たちの足跡を見直した主将は、今後のさらなる活躍を誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月17日のニュース