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元鹿島&現U―18監督 大岩氏がパリ五輪代表監督最有力 若手育成に定評“パリ世代”熟知

[ 2021年11月17日 05:30 ]

大岩剛監督
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 24年パリ五輪を目指す現男子U―20代表監督の最有力候補に、元鹿島監督の大岩剛氏(49)が挙がっていることが16日、分かった。複数の関係者が明らかにした。日本協会では早くから大岩氏をリストアップしており、既に数人の候補者から絞り込み段階に入っているという。今後は技術委員会で人選が進められ、来月にも正式発表となる見込みだ。

 大岩氏は17年途中に石井正忠氏の解任を受け、コーチから内部昇格で鹿島の監督に就任。何よりも勝負にこだわる伝統のスタイルで、18年にはクラブの悲願だったACL制覇を果たした。若手育成にも定評があり、現在はU―18日本代表を指導。各世代の合宿を視察するなどパリ五輪世代にも精通しており、日本協会は手腕を高く評価している。

 同じく、早い段階で候補に挙がっていたFC東京の長谷川健太前監督(56)は、国内クラブから監督就任の打診を受けている状況。来年6月には日本がパリ五輪世代で臨む予定のU―23アジア杯(ウズベキスタン)が控える。反町康治技術委員長(57)は「年内には(監督を)決めていかないといけない」としており、年内にも新監督を迎えたパリ世代が始動する。

 ◇大岩 剛(おおいわ・ごう)1972年(昭47)6月23日生まれ、静岡県清水市(現静岡市清水区)出身の49歳。清水商(現清水桜が丘)から筑波大を経て95年に名古屋入り。磐田を経て03年に鹿島へ移籍し、Jリーグ初の3連覇を経験。11年元日の天皇杯優勝を最後に現役を引退し、同年から鹿島のトップチームコーチに就任。今年4月にU―18代表監督に就任した。

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2021年11月17日のニュース