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守田 ボランチ初の代表戦3戦連発へ決意「競争に打ち勝つ」

[ 2021年5月30日 05:30 ]

日本代表の練習でランニングをする守田(右)と板倉(撮影・篠原 岳夫)
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 サッカー日本代表MF守田英正(26)が“得点力のあるボランチ”として三たびゴールを狙う。10―0と大勝しW杯アジア2次予選突破を決めたミャンマー戦から一夜明けた29日、オンライン取材に対応。代表1号となった3月30日のモンゴル戦に続いて前夜の試合でも得点を挙げており、6月3日の親善試合ジャマイカ戦(札幌ド)で3戦連発となればJリーグ発足の93年以降ではボランチとして初となる。

 欧州で進化を続ける26歳がボランチとしての偉業に挑む。ジャマイカ戦で3戦連続得点を達成すればJ発足の93年以降、守備的MFでは初。名手として日本代表の中盤に長く君臨した稲本潤一、遠藤保仁、長谷部誠でも成し得なかった記録だ。「毎試合得点に絡めば僕自身も一皮むけるし、競争にも打ち勝っていける」と攻撃で結果を残す決意を語った。

 3シーズン在籍した川崎Fでは81試合1得点と守備職人としての色が強かったが、1月にポルトガル1部サンタクララに移籍してスタイルが変化した。「海外のボランチは点に絡む選手がたくさんいる。そういった選手に近づけるように意識してやっている」。新天地デビュー弾を決めるなど半年で20試合2得点。ゴール前に入っていく感覚や得点の嗅覚が磨かれ、より脅威な存在に成長している。

 3月の日本代表復帰後3試合連続で先発し、柴崎(レガネス)の定位置を脅かす活躍にも「自分でもポジションを確立したとは思っていない。毎試合の結果とチームでの貢献度次第では入れ替わりが起こるくらいの激戦」と気を引き締める。次戦以降は軸となる遠藤航がOA枠として東京五輪世代の活動に参加。自身が森保ジャパンのファーストチョイスとなる中、日本代表の歴史に名を刻み、激戦区で絶対的な存在に成り上がる。

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2021年5月30日のニュース