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マンチェスターCは悲願の欧州CL制覇に届かず グアルディオラ監督の秘策はまらず

[ 2021年5月30日 17:48 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝   チェルシー1―0マンチェスター・シティー ( 2021年5月29日    ポルトガル・ポルト )

優勝トロフィーの前で無念の表情のマンチェスターC・グアルディオラ監督(AP)
Photo By AP

 チェルシーがマンチェスターCとのイングランド勢対決を制して9季ぶりの欧州制覇を達成した。ブックメーカーの優勝オッズで評価が高かったプレミア王者マンチェスターCは真価を発揮できなかった。

 バルセロナの指揮官として2度目の優勝を果たした10~11年シーズン以来の頂点に挑み「勝つために最高の選手を選んだ」と振り返ったジョゼップ・グアルディオラ監督。しかし、中盤の底で本職のフェルナンジーニョとロドリを外し、国内リーグとCLで今季チーム最多16得点のギュンドアンを先発させた布陣は機能しなかった。センターFWで先発させた司令塔デブルイネも後半15分に負傷交代。今季限りで退団する点取り屋のアグエロを後半32分から投入したものの、不発に終わった。

 コロナ下の厳しい環境で困難なチームづくりを余儀なくされながら公式戦21連勝を記録し、国内リーグとリーグ杯を制した指揮官は大一番に敗れても「素晴らしいシーズンを送った選手を祝福したい」と強調。「多くの選手にとって初のCL決勝だった。またいつか強くなって戻ってきたい」と再挑戦を誓った。しかし、プレミア4位に終わったチェルシーに4月17日のFA杯準決勝から3連敗。期待を膨らませていたファンにとっては失望感が漂う結果となった。

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2021年5月30日のニュース