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欧州CL敗退のユーベ サリ監督を解任、契約1年残し 後任未定 候補にジダン氏ら

[ 2020年8月8日 21:53 ]

解任されたユベントスのサリ監督(AP)
Photo By AP

 イタリア・セリエAで9連覇を達成したユベントスは8日、マウリツィオ・サリ監督(61)の解任を発表した。3年契約であと1年の契約を残していた。後任は未定。

 7日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)で敗退したことを受けて、8日付の地元コリエレ・デロ・スポルト紙は「アデュー(さらば)、マウリツィオ」、トゥットスポルト紙は「サリ、アウト」と1面で報じていた。

 サリ監督は、昨夏にチェルシー(イングランド)との契約を解除し、ユベントスと3年契約を結んだ。リーグ記録を更新する9連覇に導いたものの、連覇中のワーストとなる7敗、43失点を喫するなど不安定な戦いが目立った。イタリア杯は決勝でナポリに0―0からPK戦で敗れて準優勝。欧州CLは7日の決勝トーナメント1回戦第2戦でリヨン(フランス)に2―1で勝利し、2戦合計2―2としたもののアウェーゴール数で及ばず、4季ぶりに8強入りを逃した。

 サリ監督はリヨン戦後の会見で「契約を尊重する」と続投に意欲を示していたが、アニエリ会長は「数日ですべての査定を行う」と発言。地元メディアでは後任候補に、クラブOBでレアル・マドリード監督のジネディーヌ・ジダン氏(48)のほか、前トットナム監督のマウリシオ・ポチェッティーノ氏(48)、ラツィオ監督のシモーネ・インザーギ氏(44)、昨年まで指揮を執った前監督のマッシミリアノ・アレグリ氏(52)、イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏(55)らが挙がっている。

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2020年8月8日のニュース