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鳥栖 広島と△で連敗ストップも1点遠く…昨季から7試合連続無得点はJ1ワースト記録

[ 2020年7月13日 05:30 ]

明治安田生命J1第4節   鳥栖0―0広島 ( 2020年7月12日    駅スタ )

<鳥栖―広島>前半、シュートを放つ鳥栖・チアゴアウベス(右)
Photo By 共同

 1点が遠い…。鳥栖はホームで広島と0―0で引き分けた。連敗を2で止めたものの決定力不足は深刻。J1ワーストタイの開幕4試合連続ゴールなしとなり、昨季終盤から7試合連続無得点はJ1ワーストの不名誉な記録となった。

 ピッチに立った鳥栖の選手全員が1点をもぎ取るために懸命に走り抜いた。約4カ月半ぶりとなったホームでの有観客試合。2964人のサポーターに今季初勝利、そしてJ1で鳥栖だけが奪えていない今季初得点をプレゼントするために最後まで必死にゴールに迫ったが、ネットは揺らせなかった。これで開幕4戦連続無得点。14年の徳島以来4チーム目のJ1ワーストタイ記録となった。

 金明輝監督は「勝てなくて残念」と声を落とした。ただ、ゴールまであと一歩の場面もあっただけに「75分まではプラン通り。深いラインまで行けてシュートを打っている。あとはそこの精度」と前を向いた。そして、拍手と声援で選手のプレーを鼓舞し続けた観客に「ファン、サポーターのおかげで足も動いて最後まで諦めず走りきることできた」と深い感謝を口にした。

 前節から先発を4人入れ替え、今季初先発したFW豊田は「流れを変える存在になりたかった」と最前線で体を張り攻守で存在感を示した。「形は徐々に良くなり得点のにおいはしている。もっと良くなることを期待してもらいたい」。自身J1通算100ゴールまであと「2」に迫るクラブのレジェンドは次節こそゴールを奪うと約束した。

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