横浜 MF水沼がW照準!父1号&父子弾で今季リーグ戦初白星へ

[ 2020年7月8日 05:30 ]

リーグ戦初勝利を目指す水沼(撮影・島崎忠彦)
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 連覇を目指す横浜は8日、ホームで湘南と対戦する。今季10季ぶりに復帰したMF水沼宏太(30)は、クラブでのリーグ戦1号に照準を定めた。先月26日には第1子となる女児が誕生。かつては父の元日本代表MF水沼貴史氏(60)も横浜で得点を決めており、ゴールを決めれば「パパ1号」とともに、同一クラブでJリーグ史上初の「父子ゴール」。記念づくしの得点で今季リーグ戦初白星に導く。

 父になった水沼が、父に続くゴールで初勝利に導く。リーグ戦未勝利で波に乗り切れていない昨季王者。「勝っていないので、とにかくどんな試合だろうが勝つことを大前提に考えたい」。気合を入れたMFは「早く公式戦で結果を残したい。早めにゴールを決められればいい」と力を込めた。

 今季は10季ぶりに下部組織時代から在籍した横浜に復帰。「やってやろう」と加入直後から奮い立っていた気持ちは、先月末の愛娘の誕生でさらに強いものに。「守るべきものが奥さんだけじゃなくなった。自分の中に湧き出てくるパワーはめちゃくちゃある」と腕をぶした。

 そんな自身も、かつては愛娘の立場だった。父は元日本代表MFの水沼貴史氏。前身の日産自動車時代からクラブで活躍し、90年に水沼が誕生した後も創生期のJリーグで輝いた。「自分がいることで、父親もそういう気持ちになったのかな」とかつての父の気持ちに思いをはせた。

 過去に親子が同一クラブでゴールを決めた歴史はない。愛娘への思いを胸に水沼が古巣でのリーグ戦初ゴールを奪えば、Jリーグ初の出来事となる。コロナ禍の公式戦中断中には、優勝した昨季のチームの映像を見返した。「チームのためにどういうことができるのかをもう一回見つめ直した」。貢献できる準備は整えてきた。

 チームは湘南相手に5試合連続負けなし。さらにニッパツで開催された試合も6連勝中と、相手も場所も“お得意さま”だ。「試合を通してずっと僕たちの攻撃的なサッカーを見せられるように」と30歳。生まれ育った横浜の地で親子3代の縁をつなぐゴールを決め、チームを波に乗せる。

 ◆水沼 宏太(みずぬま・こうた)1990年(平2)2月22日生まれ、横浜市出身の30歳。横浜ジュニアユース―横浜ユース。ユース時代の07年に17歳でプロデビューした。10年7月にJ2栃木に期限付き移籍。その後鳥栖、FC東京、C大阪を経て今季横浜に復帰。12年ロンドン五輪代表候補。J1通算253試合32得点。1メートル76、72キロ。利き足は右。

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