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【川本治 視点】浦和・レオナルド バランス崩しても決める“嗅覚”

[ 2020年2月22日 06:00 ]

明治安田生命J1第1節   浦和3―2湘南 ( 2020年2月21日    BMWス )

前半、ゴールを決める浦和・レオナルド(撮影・西海健太郎)
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 前半42分のゴールが、レオナルドの凄さを集約していた。左からのクロスを相手選手と競り合い、倒れながら頭で合わせて決めた。枠に入れるために体を反らしながらのもので、体のバランスは崩しながらボールを捉えるポイントは外さないのは、かなり高い技術だ。普通の選手ならば当てるだけで精いっぱいのところだと思う。

 このゴールを見ただけでも、かなり得点の嗅覚があることが分かる。いろいろなカテゴリーで点が取れてきたのは、偶然ではない。さらにレオナルドが加入したことで、昨季までは興梠だけが得点源だったチームに、もうひとつ大きな得点源ができた。パスを受けられるし、走ることができる。相手から見れば2人をマークしなければならないので、当然、守りづらくなる。2試合に1点は取れるのではないかと思うので、攻撃力はかなり上がるだろう。22歳と若く、柔軟性もあるので楽しみな存在だ。 (元ジェフ市原強化部長)

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