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横浜FC・カズ 憧れ“英国の伝説”超える!26日に53歳、特別な1年のスタート

[ 2020年2月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   神戸―横浜FC ( 2020年2月23日    ノエスタ )

横浜FC・三浦知良
Photo By スポニチ

 横浜FCは23日にアウェーで神戸と激突する。13年ぶりのJ1。プロ35年目のFW三浦知良(52)にとっても特別な一年のスタートだ。現在、宮崎キャンプ終盤に痛めた左でん部に不安を抱え、慎重に調整を進めている。それも自身の肉体が発するささいな異変も敏感に察知するカズだからこそだ。

 今季、カズがピッチに立てば「英国の伝説」を超える。1部リーグではイングランド1部(当時国内最高)ストーク・シティの元イングランド代表FWスタンリー・マシューズが65年に50歳5日で出場した記録が最年長として残る。26日に53歳になるカズが出場すれば1部リーグでは世界に例のない大記録となる。

 マシューズはドリブルの魔術師で知られ、カズも子供の頃は「マシューズ!」と叫びながらフェイント練習をしていたという。さすがのカズも「伝説の人。大事なのは内容。数字では超えてもキャリアを考えれば超えたとは思わないよ」と話していたが、大きなモチベーションにはなる。

 横浜FCは今週も練習は全て非公開。「神戸行きの新幹線に乗れるよう頑張ります」と話していたカズだが、左でん部の1日も早い復調が待たれる。イニエスタを擁する神戸戦で“マシューズ超え”となるか。いよいよJ1の開幕。間もなく日本のキングが「世界のキング」になる。

 ○…ギネス記録に認定されている世界最年長プロ選手は、イスラエル4部イロニ・オル・イェフダのGKイサク・ハイク。19年4月5日に1―5で敗れたマッカビ・ラマト・ガン戦にフル出場し、73歳95日の世界記録を樹立した。それまでの記録は15年にウルグアイ2部カナディアンズSCのMFロベルト・カルモナによる53歳182日だった。また昨年10月にはエジプトで75歳のFWエゼルディン・バハダーが昨年10月に3部クラブに加入し、ギネス記録更新を目指している。

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2020年2月21日のニュース