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浦和・橋岡×鹿島・杉岡 “2人のダイキ”今季に懸ける思い――21日Jリーグ開幕

[ 2020年2月21日 09:30 ]

浦和・橋岡(左)と鹿島・杉岡
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1は21日、湘南―浦和のフライデーナイトJリーグで開幕する。スポニチでは東京五輪世代のU―23日本代表で左右のサイドバック(SB)を担い、今季のJ1でも主役級の活躍が期待される“2人のダイキ”に注目。浦和のDF橋岡大樹(20)と鹿島のDF杉岡大暉(21)のクロストークを展開し、今季に懸ける思いに迫った。

 今季は「東京五輪」世代が熱い。浦和の橋岡と鹿島の杉岡。橋岡はいとこの橋岡優輝(走り幅跳び)とそろって東京五輪を目指し、杉岡は今季、さらなる成長を目指して常勝クラブに新天地を求めた。U―23代表では橋岡が右、杉岡が左のSBを務める。

 ――早速ですが、今季“俺のここを見ろ!”という部分を紹介してください。
 橋岡(以下、橋) 攻守にダイナミックなプレーです。見ていてスカッとするようなプレーをしたい。ポジションも右SBに変わりました。(昨季までの)右ウイングバック(WB)では前でもらうことも多かったですが、SBでは前を追い越していくオーバーラップ、スピードに乗った攻撃ができます。あとは(赤く染めた)髪の毛ですね(笑い)。
 杉岡(以下、杉) 僕も攻守にアグレッシブにプレーするところ。ハードワークしてしっかり戦うことはベースにしたいですね。

 ――今年から新たに取り組んでいることはありますか?
 杉 (鹿島は)あまり何もない所なので(笑い)、初めての移籍で環境が変わったのが一番の変化。覚悟を持って来ましたし、もう1~2段階成長したい。それを達成するためにも日々、やっていきたいです。
 橋 僕はゴルフを始めました。同僚の伊藤涼太郎君に勧められて。この前、初めて打ちっ放し(練習場)にも行きましたが、スライスばかりで…。でも面白かったんでやってみようかと。ゴルフって性格が出るって言うじゃないですか。メンタルも少し強くなれば、と考えてます。

 ――試合前に必ずするルーティンは?
 橋 必ず赤いパンツをはきます!あとは白のナイキの靴下。「赤パンツ」は高校の頃からですね。何枚か持ってますが、試合用はずっと同じ、まさに勝負パンツ。後は泊まったホテルの部屋は必ず奇麗にしてから出るようにしてます。
 杉 僕はできなかった時が嫌なので、ルーティンは決めないようにしています。

 ――2人はU―23代表でも一緒。お互いの印象は?
 杉 名前もですが、似てるね、と言われることが多い。プレースタイルも似ていて合宿中も結構、話します。意外と真面目にサッカーの話を(笑い)。
 橋 杉ちゃんは左足が凄くて推進力もある。性格は穏やかで良い意味で年上感がない。昨年9月の北中米遠征の時、僕がミスを恐れず思い切ってプレーしたら、杉ちゃんから“浦和でもそうやってプレーしたら”と言ってもらって。そこから本当にうまくいくようになったんです。杉ちゃんには“それ、もっと言ってよ”と言われますけど(笑い)。

 ――過去、記憶に残っている五輪、対戦したい国、選手は?
 橋 12年ロンドン五輪です。スペインに勝った試合(1―0)は印象的でした。対戦したいのはベタですけどブラジル。ジェズスやビニシウスら世界のトップ選手ってどんな感じなんですかね。やってみたいです。
 杉 やっぱりロンドン五輪は記憶に残ってますね。どの国も若くて海外の主要リーグで活躍してる。そういう選手たちと対戦できるのは楽しみです。
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 ――クラブとU―23代表での今季の目標は?
 橋 レッズではサポーターと喜び合える結果を残すこと。アシストは年間を通して2桁はしたい。東京五輪ではもちろん金メダル!間違いなく歴史に名が残るし人生が変わる。思うようにいかない時もあると思うけど、どんどんチャレンジして後悔のないシーズンにしたいです。
 杉 鹿島はタイトルに一番近いチーム。その目標は達成したいし、自分もそこに絡んでいきたい。個人としてはまず定位置確保ですね。五輪は自国開催。金メダルが獲れるよう全員が今、しっかりやることが大事。

 ――最後に2020年を経て、将来の夢を聞かせてください。
 橋 欧州CL(チャンピオンズリーグ)で優勝したいです!
 杉 W杯に出場することもそうだし、自分も欧州CLで優勝し、その一員になりたい。サッカー人生は短いので一度は海外でプレーしたいです。

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