田嶋会長　西野氏のタイ代表監督就任報道に「進捗は分からない」

日本サッカー協会の田嶋幸三会長
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　日本サッカー協会（JFA）の田嶋幸三会長（61）が30日、前日本代表監督の西野朗氏（64）の去就について話した。28日にはサイアムスポーツなど地元メディアが、西野氏がタイ代表監督に就任する見通しだと一斉に報じていた。

　田嶋会長は報道陣の取材に「進捗は分からない」とコメントするにとどめたが「タイ代表に関わらず、西野さんはどこかでチームを持った方がいいと思っている」と胸中を吐露。もし西野氏がタイ代表監督に就任すれば、7月17日に行われる22年W杯カタール大会のアジア2次予選の組み合わせ抽選の結果によって、日本と戦う可能性もある（日本は第1シード、タイは第3シード）。

　さらに「（元日本代表MF本田圭佑が実質的に監督を務める）カンボジア、（吉田達磨監督が率いる）シンガポールも指揮官は日本人」とアジア諸国で日本人が指揮を執っていることにに言及し、「嬉しいこと。そういう中で勝つから強くなっていく。相手が日本のことを知っている、知っていないに関係なくしっかり勝たないといけない」と語った。

　田嶋会長はこの日、都内で「HeForSheプラスワン！」に出席。「HeForShe」は国際連合女性機関（UN　Women）によるジェンダー平等のための社会連帯運動で、同イベントには安倍昭恵首相夫人やUN　Womenのプムズィレ・ムランボ＝ヌクカ事務局長らも参加した。