冨安、ボローニャ決定的 CBでは日本人初「カテナチオの国」へ

[ 2019年6月30日 05:30 ]

ボローニャ移籍が決定的となった日本代表DF冨安(左)
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 シントトロイデンの日本代表DF冨安健洋(20)が今夏、セリエAの古豪ボローニャに移籍することが29日までに決定的となった。複数の関係者によれば、クラブ間合意に加え冨安個人ともほぼ基本合意。近日中にも正式発表される見通しという。セリエAでは日本人11人目でセンターバックは冨安が初。東京五輪でも期待されるDFが「カテナチオの国」で技術をさらに磨く。 

 ついに「ボローニャ冨安」が誕生する。ボローニャの関係者によれば、既に合意していたクラブ間に加え、施設見学&メディカルチェックも済ませた冨安本人とも28日までに基本合意。「あとは正式サインを残すだけ」という。地元紙もほぼ決定と報じた。移籍金は700万ユーロ(約8億5000万円)に冨安の活躍に応じて最大1000万ユーロ(12億2000万円)にも達する額で、契約は5年という。

 ボローニャは近年こそタイトルはないが、リーグ優勝7回を誇る古豪。かつて元日本代表MF中田がプレーしたことでも知られる。関係者によれば、ボローニャは日本代表でめきめき頭角を現した冨安に早くから注目。ベルギーに何度もスカウトを派遣し、その熱意は他の追随を許さず、冨安のためにわざわざ外国人枠を空けた。冨安もその熱意に心が動かされたようだ。

 セリエAで日本人がプレーするのは11人目で、17~18年までインテル・ミラノに所属したDF長友以来2季ぶり。センターバックとしては初の快挙だ。イタリアは伝統的に守備が強くバレージ、ネスタら世界屈指のセンターバックを輩出。現役時代ラツィオなどで活躍し、ACミランの指揮官時代には本田を指導した経験も持つボローニャのミハイロビッチ監督も元センターバックで、冨安にとってはこの上ないお手本となりそうだ。

 チームは7月11日に北イタリア・ボルツァーノで本格始動。29日付の地元紙によれば、冨安は途中から合流する予定という。日本代表はもちろん東京五輪でも活躍が期待される期待のDFが、さらなる飛躍を目指しカテナチオの国に挑戦する。

 ◆冨安 健洋(とみやす・たけひろ)1998年(平10)11月5日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡U―18時代の15年にトップチームでデビューし16年には高校3年でプロ契約した。18年1月にベルギー1部シントトロイデンに移籍。18年10月にA代表デビュー。国際Aマッチ通算15試合1得点。1メートル88、84キロ。 

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