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田嶋会長 サッカー界からの暴力・暴言の根絶誓う ジェンダー平等で、なでしこもビジネスクラスに

[ 2019年6月30日 16:47 ]

イベントでスピーチする田嶋会長
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(61)が30日、都内で「HeForSheプラスワン!」に出席した。「HeForShe」は国際連合女性機関(UN Women)によるジェンダー平等のための社会連帯運動。同イベントには安倍昭恵首相夫人やUN Womenのプムズィレ・ムランボ=ヌクカ事務局長らも参加した。

 田嶋会長は「HeForSheプラスワン!ゲスト説得劇場」で成沢広修文京区長とともに登壇。成沢区長から「JFAの会長になってから、サッカー現場での非暴力・非暴言に取り組まれている。スポーツの世界が変わっていくのはとても大事であり、JFAのトップが『そうでなくてはいけない』というメッセージを伝えてくれている」と紹介され、マイクを受け取ると会場にメッセージを送った。

 冒頭に「サッカー界で残念ながら暴力や暴言の根絶をうたわなければいけないのは、まだ残っているから。本当に根絶したいし、そのために活動をしている」とした上で「本来、スポーツは楽しくて笑顔でやることができる。だからこそクリエイティブで、人を驚かせる、みんなが楽しめるものだと思っている。それを恐怖や脅しでずっとやらせることがあっては絶対にならない」と力強くコメント。その上でW杯フランス大会で16強となった女子日本代表について「なでしこジャパンは今回、初めて男子の代表と同じくビジネスクラスを使えるようにした。また、スポーツ界においては女性に対するハラスメントや暴力はまだ多く、特にアジアやアフリカにあるのは事実あり、それをなくしていこうというプログラムにサインをした」と話した。

 最後に司会者から「HeForSheに賛同しますか?」と問われると「YES、賛同させてください」と答え、会場からは大きな拍手が起こった。

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2019年6月30日のニュース