森保J準V 2大会ぶりアジア頂点届かず、就任12戦目初黒星

[ 2019年2月2日 05:30 ]

アジア杯決勝   日本1―3カタール ( 2019年2月1日    アブダビ )

前半11分、A・アリのオーバーヘッドシュートが決まってカタールが先制(撮影・篠原岳夫)
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 日本代表はカタールとの決勝に1―3で敗れ、2大会ぶり5度目の優勝はならなかった。前半だけで2点を失った日本は、後半24分にMF南野拓実(24)が今大会初ゴールを決めたのみで、その後、さらにPKによる1点を決められた。森保一監督(50)は就任後12戦目にして初黒星で、選手、監督としてアジア杯を制す史上初の快挙はならなかった。 試合結果  日程&結果

 快進撃を続けてきた森保ジャパンが力尽きた。初優勝に大騒ぎする敵イレブンを横目に、がっくりとうなだれる日本陣営。森保監督も「われわれも優勝を目標にやってきたので残念」と唇をかみ、「負けたということは相手は強かったと思い、しっかり分析してステップアップにつなげたい」と話した。

 中2日と日程的に不利だったはずの相手は、前半から猛攻を仕掛けてきた。その中で堅守を誇って来た吉田、冨安のセンターバックが翻ろうされた。前半12分、大会得点王を独走する相手FWアリに鮮やかなオーバーヘッド弾を叩き込まれた。直後、日本ベンチの目の前で歓喜の輪が広がる屈辱。同27分にはルーズな守備を突かれて2失点目。ゲームプランが崩れた。

 左太腿負傷の遠藤に代わり、ボランチには塩谷、決勝を前にGK権田のポルトガル移籍も決まり、先発は史上初めてオール海外組となった。吉田は「先発全員が海外でプレーするようになった。その精神的な成長は日本の財産」と胸を張っていた。だが、新たな時代の突入を意味する記念すべき一戦は、ほろ苦い結果に終わった。

 ここまでは自在な対応力で勝ち上がってきた。大会を通じてGK東口を除く全員を起用。細かくつなぎ、縦に速い攻撃が身上。だが、サウジアラビア戦ではボール支配率23%という我慢の勝ち方も経験した。森保監督は「理想は持ちながら、試合の中では現実と向き合ってほしい」と言う。きれいなサッカーだけを追うのではなく、勝つための最短距離を走った。

 この日は前半36分、トップ下に入った南野のポジションをやや下げ中盤を厚くするよう指示した。後半17分には原口に代え、武藤を投入。流れを引き寄せ、同24分南野が1点を返したが反撃もそこまで。同38分にはVAR判定から決定的なPKを決められた。

 森保監督にとって2度目のアジア杯決勝。92年大会は選手として優勝。選手&監督としてアジア杯を優勝すれば史上初の快挙だったが、かなわなかった。就任後初の黒星で、歴代初の全勝V、歴代最多タイとなる国際Aマッチ8連勝も夢と消えた。さらなる成長へ、この敗戦を糧にするしかない。

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