マンＵ・フェライニ、中国・山東に加入　ＡＣＬで鹿島と対戦も可能性も

中国・山東へ移籍したフェライニ（ＡＰ）
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　中国スーパーリーグにまた大物助っ人が加入した。昨季リーグ３位の山東は２日、マンチェスター・ユナイテッド（イングランド）からベルギー代表ＭＦマルワン・フェライニ（３１）を獲得したと発表した。２０１６年から在籍する元イタリア代表ＦＷグラツィアーノ・ペッレ（３３）らと同僚になる。英メディアによると移籍金は１０５０万ポンド（約１５億円）。

　身長１メートル９４のフェライニはベルギー代表通算８７試合１８得点を誇る主力選手で、昨年のＷ杯ロシア大会にも出場。決勝トーナメント１回戦の日本戦では途中出場からヘディングで同点ゴールを決めて、３―２の大逆転勝利に貢献した。

　昨年１１月には長年トレードマークだったアフロヘアをバッサリ切って話題にもなった。

　２０１４年にエバートンからマンチェスターＵに加入し、公式戦通算１７７試合２２得点（リーグ戦１１９試合１２得点）をマーク。昨年１２月にモウリーニョ監督が解任され、後任となったスールシャール新監督の下では出場機会を失っていた。自身のＳＮＳで「マンチェスターＵで関わった全ての人々に感謝したい。クラブのこれからの成功を祈っている」と惜別メッセージを記した。

　山東は昨季リーグ３位でアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）のプレーオフ出場権を獲得。昨季ＡＣＬ王者の鹿島とともにプレーオフを勝ち抜けば、１次リーグで同組となる。

　中国スーパーリーグは、先月にベルギー代表ＭＦムサ・デンベレ（３１）がトットナム（イングランド）から広州富力へ加入したばかり。広州恒大のブラジル代表ＭＦパウリーニョ（３０）、上海上港の元ブラジル代表のＦＷフッキ（３２）と同ＭＦオスカル（２７）、河北華夏の元アルゼンチン代表ＤＦハビエル・マスケラーノ（３４）と同ＦＷエセキエル・ラベッシ（３３）、大連一方のベルギー代表ヤニック・カラスコ（２５）ら欧州でも活躍したスター選手が多数在籍している。