【楢崎正剛選手 引退会見1】引退決断は昨年末 縁を感じた中沢選手との発表バッティング

[ 2019年1月11日 16:13 ]

<名古屋・楢崎引退会見>会見中、目を潤ませ唇を噛む楢崎正剛選手(撮影・椎名 航)
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 サッカーの元日本代表で、名古屋GK楢崎正剛選手(42)が11日、名古屋市内で引退記者会見を行った。4度のW杯出場、J1リーグ最多631試合出場記録を持つレジェンドは「気持ちが切れたら続けるものではない。年末くらいには、決断をした」と心境を話した。

 会見での一問一答は以下の通り。

 ――今の気持ちは。

 「発表直後から報告していない方からメッセージをいただいた。僕のニュースとかを多く目にしてから、実感が沸いてきました。辞めちゃうんだと…他人事みたいですけど」

 ――決断までの経緯は?

 「正直に言うと昨年、始まる前に最後のシーズンだと思って臨んだ。シーズンが終わって、やりきったという気持ちを判断しかねるところがあった。シーズン終わってからも考え、こんな年齢でもオファーがあって、時間が過ぎていく中で、自分のモチベーションも上がってくる期待もあったが、それが感じられなかった。その中でオファーを受けるのは失礼。気持ちが切れたら続けるものではない。年末くらいには、そういう決断をしました」

 ――最大の要因は?

 「1年間、練習グラウンドでやってきて、自分の中でケガもありましたが、全てが100%じゃなかった。自分は器用じゃない。何となくシックリこなかった。判断する材料の一つだった」

 ――去就に悩む中でこれまで現役続行してきた。

 「J2降格の2年前は責任もありましたし、引っ張って行かないといけない自覚があって、辞めている場合じゃないと。戦ってきた選手はそういう場を与えられずにチームを去った。去年もJ2終盤は試合に出られない時期もあったし悩んだが、まだJ1で戦うという目標があったので、それに向けてチャレンジだった。何となく、今回辞める決心が付いた感覚と、過去2年の感覚は違った。家族も僕の決断に委ねてくれていた。でも、いざ辞めると言ったときは本音が出たというか“辞めるの?”と。最終的には自分の決めることを尊重してくれた。僕が決めたら覆らないのは知っていたと思うので」

 ――川口選手、中沢選手も引退した。

 「同世代の選手なんで、もちろん辞めるタイミングも近いのは必然。川口能活選手にはセレモニー出させてもらい“まだ続けろ”と言われた。そのときはモゴモゴしてしまったが、その言葉も響いていた。悩んだ材料だった。期待に応えられなかった。発表が一緒になった中沢佑二くんは、僕の印象は五輪で衝突して血を流して戦って。そういう選手と発表もバッティングするという、ギャグみたいな話だけど縁がある」

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