塩谷、オマーン対策3カ条 “中東マスター”が攻略伝授

[ 2019年1月11日 05:30 ]

シェイク・ザイード・モスクが見えるスタジアムで練習する塩谷(撮影・小海途 良幹)
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 アジア杯1次リーグ初戦でトルクメニスタンに3―2で逆転勝利してから一夜明けた10日、日本代表はアブダビ市内で13日(日本時間同日午後10時30分)の第2戦オマーン戦に向けて調整した。開催国UAEのアルアインに所属するDF塩谷司(30)は「中東対策3カ条」をチームに伝授。オマーン戦でチームを連勝に導いて1次リーグ突破を決め、自身の本拠地、アルアインに凱旋する。

 長く黒いインナーウエアが、異様なほど目立っていた。午前10時の、気温25度を超えた、肌に突き刺さるような日差しの中。GKを除いて塩谷はただ一人、練習で長袖を着ていた。UAEで暮らしてはや1年7カ月。A代表随一の“中東マスター”が、オマーン対策3カ条を掲げた。

 (1)先制すべし 中東勢の特徴として「強いチームを相手にするとき、いかに(守備で)我慢できるか」を大事にすると説明。逆に言えば「1点、2点入るとだんだんキレてくる」傾向があり、早めに集中のスイッチオフを促すゴールが重要となる。

 (2)最終盤の速攻に気をつけるべし 仮にスコアレスに抑えられ続けた場合、最終盤の中東勢のスイッチは、とてつもない激しさでオンになる。「0―0で後半の終わりまで来ると、カウンター一発で、ワンチャンスで、という戦い方をしてくるチームが多い」。集中は必須だ。

 (3)UAEを味方に付けるべし UAEに隣接するオマーン。アルアインの国境から、車で2時間ほどで会場まで着く。つまりファンが集結しやすい。「もっとアウェー!という感じが出てくる」と予想。UAEのファンを日本の味方に付けるようなプレーは後押しとなる。

 その意味でUAEにおける自身の存在は大きい。知名度は抜群で、クラブW杯決勝でRマドリードに得点を決めた後は、国際空港の電子看板にメインで映し出されたほど。今回の代表合流時は地元メディアも駆けつけた。

 塩谷は移籍してから気温50度の夏に家のクーラーが「しょっちゅう」壊れる経験を味わった。朝4時から礼拝を呼びかけるアザーンではもう目が覚めない体になった。“地元”アルアインへと凱旋するために。中東マスターの攻略法が、1位突破の鍵を握る。

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