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京都が始動 アマからJへ“異色”中田新監督、ツイッター継続に意欲

[ 2019年1月9日 14:55 ]

選手たちの前で話すJ2京都の中田一三新監督
Photo By スポニチ

 J2京都が8日、始動した。今季から就任した中田一三新監督(45)が見守る中、城陽市内でトレーニング。雪が降る中で2部練習を敢行したが、午前中だけでも約2時間とみっちりこなした。注目の第一声は「寒かったです」と苦笑い。だが「(メディアの)皆さんが監督をやるとなった時にどう思いますか。誰しも初めてはある。アマチュアからJクラブの監督はなかなかないと思うけど、楽しみでしかない。形にする自信はある」と気合十分だった。

 未知なるものへのトライを恐れていない。普段から活用しているツイッターについては「僕は続けたい」と明言。就任後に匿名の掲示板で誹謗(ひぼう)中傷が書き込まれ、それに対してツイッターで反論したことがあった。現職の監督で、ツイッターを活用する者はJクラブでは皆無。エネルギーがピッチ外に注がれる恐れもあるが、理由は明白だ。

 「その方もサポーターだから。存在している。名前が出ているとか出ていないは別。熱感は分かっている。ずっと無視というのは違う。ともに生きている人。僕は同じ社会の一員として、より良い社会を作ろうというのがベースにある。人間、見られていないと好き勝手やってしまうところもある。お互いに“見ていますよ”と示した方が気に留まる」

 当然、ピッチ内に影響が出るまではしないつもりだ。ただチームが強くなるためには、サポーターの力も必要だと感じている。互いの理解を深めることで、10年シーズン以来のJ1昇格へと突き進んでいく。

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2019年1月9日のニュース