麻也 楢崎&中沢魂継承、名古屋の恩人と「22番」先人へV誓う

[ 2019年1月9日 06:10 ]

アジア杯1次リーグF組   日本―トルクメニスタン ( 2019年1月9日    UAE・アブダビ )

<日本代表練習>ボール回しをする(左から)酒井、大迫、吉田、室屋(撮影・小海途 良幹)
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 日本代表は9日、1次リーグ初戦のトルクメニスタン戦を迎える。新主将として公式会見に出席したDF吉田麻也(30)はこの日、引退を発表した元日本代表GK楢崎正剛(42=名古屋)、同DF中沢佑二(40=横浜)への敬意を込め、魂の継承とアジア杯制覇を誓った。

 今も見えない背中を追っている。新主将として臨む3度目のアジア杯。それは偉大な先人の魂を継承する戦いでもある。吉田は言った。「特に楢崎選手はずっと憧れていた選手。中沢選手は日本代表の22番を引き継ぎ、今も背中を追っている感覚です」。初戦を前に発表された楢崎、中沢の引退。まさに運命的なタイミングだ。

 特に楢崎は名古屋時代の07〜09年に同じ時間を過ごした。思えば12年ロンドン五輪。オーバーエージ(OA)枠で招集された際も「何かを背負って責任を持ってプレーしたことがないだろ!」と叱咤(しった)を交え、背中を押してくれたのが楢崎だった。吉田は今、森保ジャパンの主将として文字通り、日本を背負ってピッチに立つ。

 背中の「22」には誇りと使命感を持つ。国際Aマッチ出場89戦はカズ(横浜FC)に並ぶ。ゴール数もDFながら10点、特にアジア勢から7得点は現代表では原口と並んでトップタイ。それでも中沢には「試合数(110戦)も得点(17点、DF史上最多)数も追いつけていない」。はるかなるボンバーヘッド。まだ歩みを止めるわけにいかない。

 アジア杯はW杯とは違う。負けてはいけない重圧とも向き合う必要がある。吉田は「(若手は)こういう中に身を置くことが成長につながる」と言う。昨秋、立ち上がった森保ジャパンには、W杯やアジア杯など国際経験の少ない若手も多い。吉田は日々、積極的にコミュニケーションを取り、経験を伝えている。かつての楢崎、中沢のように――。

 この日、吉田は森保監督とも話し、協会として彼らのセカンドキャリアや共に日本サッカーの成長を支えていく仕組みの必要性を訴えたという。あふれ出るリスペクト。吉田は「代表としての誇り、責任を新たに背負って戦う。その意味でも大きな大会」と誓った。過去2度のアジア杯ではいずれも初戦でゴールを決めた。2大会ぶりVへ、負けられない戦いが始まる。

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