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W杯開催年の監督交代 10例中9例が1次リーグ敗退

[ 2018年6月14日 08:40 ]

練習を見守るスペイン代表の新監督、イエロ氏(AP)
Photo By AP

 W杯ロシア大会の開幕前日に、前代未聞の解任劇が起こった。スペイン協会は13日、代表のフレン・ロペテギ監督(51)の解任を発表。原因は同監督が12日にスペイン1部の名門レアル・マドリードの新監督に来季から3年契約で就任することが発表されたことで、代表監督の後任には元同国代表DFで代表の強化責任者を務めるフェルナンド・イエロ氏(50)に決定した。

 1994年米国大会以降、W杯開催年に出場チームの監督が交代したケースは13例目。今大会ではオーストラリア、日本に次いで3例目となった。14年ブラジル大会までの10例のうち9例が1次リーグで敗退しており、決勝トーナメントに進出したのは出場枠が24だった94年米国大会のサウジアラビア(ソラリ監督)だけ。98年フランス大会のイランは開幕1カ月前に監督を交代したが、開幕前日の解任はまさに異例だ。

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