なでしこL1部昇格C大阪堺 プロ契約0人、最年長20歳 若さで新風吹かす

[ 2017年12月17日 06:52 ]

1部昇格を決めサポーターと記念撮影をするC大阪堺レディース
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 なでしこリーグ1部2部入替戦第2戦が16日に行われ、2部2位のC大阪堺がアウェーで1部9位のちふれAS埼玉を3―0で下し、2戦合計4―0で初の1部昇格を果たした。前半17分の先制点を皮切りに、後半にも2点を追加し快勝。ルヴァン杯で優勝し初タイトルを獲得した男子の快挙に続き、最年長が20歳という若いチームが1部への切符を手に入れた。

 緊張感たっぷりの舞台でも“らしさ”を存分に発揮した。序盤の劣勢をしのぎ、前半17分にFW野島のゴールで先制。後半31分にMF松原志が追加点を奪えば、同ロスタイムにはU―19日本代表FW宝田がPKを沈めた。2戦合計4―0で初の1部昇格を決め、最年長で20歳の松原志は声を弾ませた。

 「めっちゃうれしいです。このチームは攻撃的なのが持ち味。守るのはサポーターの方々も求めていないと思うんで」

 13年にチャレンジリーグ(当時の2部)へ参戦した時、松原志ら最上級生は高校1年だった。補強はせず、あくまで下から育成した選手だけで戦ってきた。この日のスタメン平均年齢が17・8歳。DF善積は中学3年という若いチームが、自信にあふれたサッカーを展開した。

 試合前にはサプライズがあった。男子のトップチームの選手たちが寄せ書きしたフラッグがロッカールームに届けられた。日本代表MF山口が「仲間を信じて!」などと書いたメッセージを「ガン見しました」と松原志。「トップの選手がレディースも考えてくれてて…。一緒に戦ってくれているんだなと勝手に思いました」。ルヴァン杯制覇の歓喜にレディースも続いた。

 来季は日テレやINAC神戸など格上と対戦する。また、この一戦に日本代表の高倉麻子監督が視察に訪れるなど、若い面々には今後のなでしこジャパン入りも期待される。「1部に上がって頑張っていれば(代表も)見てくれていると思う」と主将のU―19日本代表MF林。男子と“共闘”するC大阪堺が、1部に新しい風を吹き込む。

 ▽C大阪堺 10年4月にU―15チームが発足し、12年4月に「C大阪レディース」に改称。13年1月に「C大阪堺レディース」に改称し、その年からチャレンジリーグ(当時の2部)に参戦。今季はなでしこリーグ杯2部でも優勝した。現在、プロ契約の選手は1人もおらず、学業や仕事などと両立しながら全員が自宅から大阪市内の練習場に通っている。

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